December 2009
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冬の日の図書館(仮)
 十一月二十日、金曜。  コートを引っつかんで家を出た。腕時計も財布も忘れて出てきてしまったので時間は分からなかったが――戻る気にはとてもなれなかった――寄り道した公園の時計によると八時三十分を回ったところだった。  それから公園の中を適当に歩いた。図書館の開館時間まであと一時間半もある。僕は大きな池の近くにあるベンチに積もった雪をコートの袖で払い、コートがウール製だったので袖にくっついた雪も払ってからベンチに座って開館時間までの馬鹿げた一時間三十分をどう潰すか考えようとしたが、一日の中ですることと言えば自室のパソコンに向かっているか、図書館で本を読んでいるかの僕が考えたところでいい案が浮かぶわけもない。とりあえずは殴られて痛む頬っぺたをどうにかしたかった。手袋を持ってないので素手で雪玉を作り、痛む場所に当ててみた。唇を切っているらしく、雪玉は赤く染まった。...
Dec 3rd
August 2009
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地底の楽園(仮題) part8
[プロローグ? の続き7]  二代目守護神は黒い炎に身を焼かれながらもその炎を利用し、右翼を復元して空に飛び立ちました。龍の悪魔はまっすぐ街へ、二代目守護神に向かってきます。二代目守護神は二十二代目祭司の時代と同じように、力を取り込むため龍の悪魔に噛みつきました。けれど二代目守護神は簡単に振り解かれてしまいます。街を守りながら全く眠らず体を休ませていなかった二代目守護神と、その間に傷を癒してきた龍の悪魔の間には圧倒的な力の差がありました。着実に龍の悪魔は街に近づきます。...
Aug 13th
地底の楽園(仮題) part7
[プロローグ? の続き6]  その朝。前日降っていた雨は嘘のように晴れ渡っていました。二十八代目祭司が帰り支度をしていると、二代目守護神が救った金髪の少女が牢屋にやって来ました。今日は一人で、自分の足で。少女は二代目守護神にお礼が言いたくて一人で牢屋まで来たそうです。二十八代目祭司は止めようとしましたが、二代目守護神自身が会いたいと言い、結果的には会うのを了承することになりました。  神と人とのルールで守護神と人間は祭司以外に姿を見せてはいけない、話してはいけないとされていますが、二代目守護神が牢屋に閉じ込められてからそのルールはあってないようなものになっていました。...
Aug 12th
地底の楽園(仮題) part6
[プロローグ? の続き5]  二代目守護神は街の人間の信頼や信仰がなくとも、祭司から見離されても牢屋の中で街を守りました。それは祭司が二十二代目から二十三代目になっても変わることはありません。それが守護神としての光の翼を持つ狼の役目なのです。しかしその光の翼も、もう左翼しか残っていませんでした。...
Aug 11th
地底の楽園(仮題) part5
[プロローグ? の続き4]  二代目守護神は躊躇しましたが、狼の姿に戻って龍の悪魔に噛みつきました。龍の悪魔が暴れるにもかかわらず二代目守護神は噛みついたまま両翼を広げ、地上に続く縦穴を目指して羽ばたきました。地底の神々が眠るこの楽園で悪魔と戦うわけにはいきません。二代目守護神、光の翼を持つ狼の身体には真っ赤な炎が纏い、背には透き通る光の翼。その姿はまるで初代守護神夫婦が再臨を果たしたようでした。  二代目守護神は地上に続く長い、長い縦穴を龍の悪魔に噛みつき抱えたまま上りました。その間も龍の悪魔は暴れ、もがき、二代目守護神を縦穴の壁に押し付け振り解こうとしました。二代目守護神が龍の悪魔を地上に引っ張り出すと、そのまま街の外へ向かいます。龍の悪魔は咆哮し、もがきました。...
Aug 10th
地底の楽園(仮題) part4
[プロローグ? の続き3]  少女は二代目守護神の姿を見て恐れたのか、身をすくめました。二代目守護神も祭司以外の人間を見るのが初めてで、身をすくめました。二代目守護神がいくら呼ぼうとも祭司は一向に姿を現しません。困った二代目守護神はルールに反すると知りつつも、人の言葉を話しやすいように人間の姿になり、少女に話しかけました。  誰なのか、どこから来たのか、なぜここにいるのかと二代目守護神が質問しても少女は一言も話そうとしません。二代目守護神が再び祭司を呼んでも返事ひとつ聞こえませんし、姿も現しません。...
Aug 9th
地底の楽園(仮題) part3
[プロローグ? の続き2]  地上の街の人間達は、力尽きて消えてしまった神々のために街の外れにある大きな縦穴――地底の楽園へと続く底が見えない深い縦穴――と祭司が守護神と会うときに使っていた洞窟に神殿を建てました。  地底の楽園では二代目守護神の光の翼を持つ狼が、悲しみと絶望と不安を抱え、立ち尽くしていました。  二代目守護神となるために生まれてきた光の翼を持つ狼でしたが、生まれてまもなく地底の神々達は光の翼を持つ狼を残して龍の悪魔と戦い、力尽きて消えてしまったため、守護神としての能力は全く備わっていませんでした。  しかし幸いなことに光の翼を持つ狼は初代守護神夫婦から経験と知識を受け継いでいました。  二代目守護神は守護神の役割を果たすため、初代の経験と知識を頼りに一心不乱に努力しました。...
Aug 8th
地底の楽園(仮題) part2
[プロローグ? の続き]  最初の祭りは神と人とのルールを守るという誓いを込められ、地上の街の人間全員で盛大に行われました。地底の楽園に捧げられた食べ物が届くと、神々達も皆集い盛大に晩餐会を開きました。そして、それからも秋が来る度に地上では祭りが開かれ、地底では晩餐会が開かれました。初代の祭司が亡くなり、その息子が二代目になっても変わることはありません。三代目の時代も変わりなく無事に過ぎ、異変は地上の祭司が四代目に交代し、地底の守護神夫婦の間に光の翼を持つ狼が生まれた直後に起きました。...
Aug 7th
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地底の楽園(仮題) part1
[プロローグ?]  言い伝え――地底の神々――  ずっとむかし、どこか遠くの地底には神々が住む楽園がありました。  地底の楽園はとても美しく、水が湧き、草木は茂り、動物達もたくさん暮らしていました。  神々が地底に楽園を創ってから人間では数え切れない程の歳月が過ぎ、神々がふと上を見上げてみると人間の手によって楽園の真上に大きな街が建てられていました。  地底の神々は勝手に楽園の上に街を築いた人間に怒り、追い出そうとしましたが、街で一番頭がいい男が神々に頭を下げ、話し合いを求めました。神々は話し合いを了承し、街の代表者となった街で一番頭がいい男と、地底の神々からは炎を纏う狼の神と光の翼を持つ女神の夫婦が代表して話し合うことになりました。  男と狼と女神は一日中話し合った結果、神と人とのルールが作られました。   地底の楽園に住む神々の中で最も力が強い神が街の守護神となる。...
Aug 6th
July 2009
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雑記090705
 「火星に生きた人々(仮)」と「酒場にて――悪魔を愛した人々」の世界が繋がりそうだ。どっちから先に書こうか。とりあえず「酒場にて――悪魔を愛した人々」は番外編と位置付けして書けるときに書けばいいか。  本編より先に404小隊の話を書かないと本編に入れないな。何でこんなややこしい話を書き始めたんだ。  2635年、火星、ローランド・スミス、404小隊、レッドアイ、第一国際地球環境ドーム、火星に残された時間。
Jul 4th
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Roland Smith part2
【レッドアイの背中に敵兵がナイフで刻んだ文字】 見捨てられた犬(Abandoned Dog)、役立たず(Useless)、臆病者(Chicken)。英語わかんね。 【404小隊】 隊員が少年兵で構成された小隊。小隊長はレッドアイ。404小隊について軍のデータベースから記録が削除されて存在がなかったことにされている。 【火星風邪】 風邪ウイルスが火星で進化したか、あるいは地球環境ドームのせいで人間の免疫力が弱まったかは解明されていないが普通の地球の風邪より悪質でしつこい。 なんだか中二臭い。
Jul 4th
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Roland Smith part1
火星に生きた人々(仮) 基本時間軸2635-7年。舞台は火星。六部構成。 【地球環境ドーム】 ドーム内の重力、大気、気温などを地球の環境にすることができる建造物。火星上には大中小いくつものドームが建設されており、大きい物でオーストラリア大陸ほどの大きさ。大気汚染が原因で地球の環境が人間に有害になり、皮肉にも火星だけではなく地球にも地球環境ドームが存在する。 【第一国際地球環境ドーム】 通称:マルス・ドーム。全ての国の宇宙機関が携わり、人類の火星への移住を目指して建設した火星史上初にして最大の地球環境ドーム。面積はオーストラリア大陸ほど。国が建設、運営に出資した金額により、土地やライフラインの質が決められたため格差が問題になり、長きにわたる戦争の引き金となった。 考えがまるでまとまらない。
Jul 3rd
June 2009
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酒場にて――悪魔を愛した人々(覚書)
平凡な会社に勤める平凡な男が、ひょんなことから怪しい酒場に迷い込む。 「今日は満月だ。生憎、雨降りだがな」 この店には「満月の日しか開いてないが、なぜか潰れない」、「運よく店に入れた奴は面白い話が聞ける」など噂があった。 店主は平凡な男に悪魔の話を語りだす。 「悪魔の末路なんてのはそんなもんさ」 意味不。
Jun 24th
April 2009
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そして、折鶴は飛んで行きました
雨ニモマケテ 風ニモマケテ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケル 軟弱ナカラダヲモチ 慾ガアリ アマリ怒ラズ イツモ静カニニヤケテイル
Apr 16th
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memo
MDノート、下敷き、ペン。紅茶があればなおいい。 ここの存在を完全に忘れていた。ツールは使ってこそ……。 氷は常備しておくと何かと便利。
Apr 9th
January 2009
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狂暴リンゴジャムと兄妹(仮題)ver0.2
僕の夢に出てきた物語をそのまま小説にしようという試み。 あらすじ: 食べると狂暴になるリンゴジャムを、ある兄妹が食べてしまう 妹だけ感染せず、兄の看病 兄の他にも国内に感染者いっぱい 感染者は政府が病院に隔離、兄も隔離 妹が政府に人質にされる それを聞きつけた兄がリンゴジャムを持って病院から脱走 リンゴジャムを使用して政府の人間から妹を取り返す マッドジャム症候群(仮)について: 特定のジャムを食べると狂暴になる、意味不明な言動をする、とにかく異常行動。タミフル。 大量に摂取すればより狂暴になる。マッドジャム症候群に感染すると定期的にジャムを食べないと死ぬ。 ジャムを食べ続けるとマッドジャム症候群の成分が蓄積されていって最後には死にいたる。 どっちにしろ死ぬ。 唯一の特効薬はイチジクジャム。 登場人物: 兄:スティーブ 妹:イヴ メモ:...
Jan 11th
December 2008
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狂暴リンゴジャムと兄妹(仮題)ver0.1
言い訳: 僕の夢に出てきた物語をそのまま小説にしようという試み。 記憶の断片: 食べると狂暴になるリンゴジャムを、ある兄妹の兄が食べてしまう 兄の他にも感染者いっぱい 感染者は政府が病院に隔離、兄も隔離 なぜか妹が政府に人質にされる それを聞きつけた兄がリンゴジャムを持って病院から脱走 リンゴジャムを使用して政府の人間から妹を取り返す その他: マッドジャム症候群(仮)について 食べると狂暴になる、意味不明な言動をする、とにかく異常行動。タミフル。 大量に摂取すればより狂暴になる。マッドジャム症候群に感染すると定期的にジャムを食べないと死ぬ。 ジャムを食べ続けるとマッドジャム症候群の成分が蓄積されていって最後には死にいたる。 どっちにしろ死ぬ。 ...
Dec 27th
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Dec 27th
人食いオオカミver0.4
昔々、あるところに人食いオオカミがいました。 人食いオオカミ達は五十頭もの群れを作って森の中に住み、「人以外は食べてはならない」、「人に近づいてはならない」、「村の人間は食べてはならない」という掟を厳守して森の中に迷い込んだ人間だけを食べて生きていました。 その人食いオオカミの群れの中に一頭だけ右目が赤、左目が青という左右異なる色の瞳を持つ、奇妙な子供のオオカミがいました。そのオオカミはとても優しく、聡明で将来群れのリーダーになることを約束されていました。 ある日、左右異なる色の瞳を持つオオカミは、狩の仕方を覚えるために大人の人食いオオカミに混じって狩場へ行きました。そこで「狩られる者」を初めて見て、左右異なる色の瞳を持つオオカミは今まで自分が食べていたものを理解しました。 ...
Dec 27th
PSPからてすと
PSPから。文字打ちにくい:-( 僕はやっぱりキーボードがないとダメだ。携帯電話を買うにしても僕は絶対にキーボードがついたものを選ぶな。
Dec 26th
Dec 26th
てすと
てすてす 「人食いオオカミ」 昔々、あるところに人食いオオカミがいました。 人食いオオカミ達は五十頭もの群れを作って森の中に住み、「人以外は食べてはならない」、「人に近づいてはならない」、「村の人間は食べてはならない」という掟を厳守して森の中に迷い込んだ人間だけを食べて生きていました。 その人食いオオカミの群れの中に一頭だけ右目が赤、左目が青という左右異なる色の瞳を持つ、奇妙な子供のオオカミがいました。そのオオカミはとても優しく、聡明で将来群れのリーダーになることを約束されていました。 ある日、左右異なる色の瞳を持つオオカミは、狩の仕方を覚えるために大人の人食いオオカミに混じって狩場へ行きました。そこで「狩られる者」を見て初めて、今まで自分が食べていたものを左右異なる色の瞳を持つオオカミは理解しました。 ...
Dec 26th