地底の楽園(仮題) part2
[プロローグ? の続き]
最初の祭りは神と人とのルールを守るという誓いを込められ、地上の街の人間全員で盛大に行われました。地底の楽園に捧げられた食べ物が届くと、神々達も皆集い盛大に晩餐会を開きました。そして、それからも秋が来る度に地上では祭りが開かれ、地底では晩餐会が開かれました。初代の祭司が亡くなり、その息子が二代目になっても変わることはありません。三代目の時代も変わりなく無事に過ぎ、異変は地上の祭司が四代目に交代し、地底の守護神夫婦の間に光の翼を持つ狼が生まれた直後に起きました。
異変に――街からそう遠くない空に黒く大きな龍がいることに――最初に気づいたのは三代目の祭司でした。三代目の祭司は自分の息子である四代目に異変を守護神へ知らせに行かせました。四代目祭司から話を聞いた守護神夫婦は、黒く大きな龍が悪魔であることがすぐに分かりました。そして、その龍の悪魔は街に災厄をもたらそうとしていることも分かりました。しかし、炎を纏う狼と光の翼を持つ女神の守護神夫婦が龍の悪魔と戦ったところで太刀打ちできないことも、地底の楽園に住む神々全員が力を合わせても勝てるかどうか分からない戦いになることを、地底の楽園の神々は皆、知っていました。
それでも、地底の楽園に住む神々に迷いはありませんでした。
この世に生をうけて間もない光の翼を持つ狼だけを地底の楽園に残し、地底の神々は龍の悪魔に向かって行きました。
地底の神々と龍の悪魔の戦いは三日三晩続いたといいます。一日目でほとんどの神々が力尽き、二日目で戦いの神と謳われた神々が力尽き、三日目には守護神夫婦と龍の悪魔しか残っていませんでした。
地底の神々と龍の悪魔と戦いは守護神夫婦が力尽き、負けて終わりました。
しかし龍の悪魔も無事というわけではありません。鱗は剥がれ傷つき、人一人殺せる体力もなく、龍の悪魔はどこかへ帰っていきました。
神々と悪魔の激しい戦いで街の一部は破壊されましたが、一人の死者も出ませんでした。地底の神々はその存在と引き換えに、街を守りました。
そして、地底の楽園に残された初代守護神夫婦の子供である光の翼を持つ狼が二代目守護神となり、街に再び平和が戻りました。
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とりあえずこれで初代さんの話は終り。思いついたことを書いていってるだけで推敲してないから次から話が食い違う可能性大。